本プロジェクトについて

「シャクンタラーの指環」は、バイエルン国立バレエ団によるウェブトゥーン・プロジェクトです。クラシックバレエの「ラ・バヤデール」のソースの一つとなっているインドの詩人カーリダーサによる詩劇「シャクンタラー」を題材にしています。7人のイラストレーターが「シャクンタラー」の一幕を、それぞれ担当し、グラフィック化しています。音響設計はレヌ・ホセイン(RENU)が担当しています。彼女は「ラ・バヤデール」のオリジナル録音を手がけました。これは、2023年5月にミュンヘン国立劇場でミヒャエル・シュミッツドルフ指揮バイエルン国立管弦楽団と共演し、「シャクンタラーの指輪」のために特別に録音された音源です。
シャクンタラーのような影響力のある物語を検証することで、インドの豊かな文化的歴史と、それがヨーロッパの芸術創造に及ぼした影響に関心をもってほしいと願いながらも、「シャクンタラーの指環」は、「ラ・バヤデール」のようなバレエに対する創造的な反応を打ち出そうとする試みでもあります。「ラ・バヤデール」は1870年代に作られたため、19世紀のオリエンタリズム的な決まり文句がどうしても入ってしまっています。バレエ史におけるこういった重要作品が、今日私たちに何を語りかけているのだろうか?未来のストーリー・バレエに必要な要素は何か?21世紀の舞台では、異文化をどのように描くべきか?日本の舞台・衣装デザイナーの毛利臣男は、1998年の「ラ・バヤデール」ミュンヘン公演で特異な衣装を作成しました。彼は、日本の版画、おとぎ話の要素、クラシックバレエのモチーフを組み合わせて、ファンタジーの世界を作り出しました。毛利が日本美術のグラフィックに興味を持ったことが、「シャクンタラーの指輪」をウェブトゥーンとしてイラスト化するきっかけとなったのです。21世紀のストーリー・バレエのためのビジョンをお寄せください。バイエルン国立バレエ団では、本サイトのアップロード機能を通じて、文章、絵、音楽などによるご意見をお待ちしています。

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本プロジェクトは、ドイツ連邦政府文化・メディア委員会のNEUSTART KULTURプログラム、Dachverband Tanz Deutschlandのダンスデジタル支援プログラムからの資金援助を受けています。

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