シャクンタラーの指輪

第２幕

ドゥフシャンタ王は使用人のビドゥーシャカが待っている野営地に戻りました。ドゥフシャンタ王はシャクンタラーのことばかり考えていましたが、シャクンタラーも同じでした。シャクンタラーはドゥフシャンタ王から贈られた大切な指輪をずっと見つめていました。シャクンタラーの父は、娘の心に影響を与えるような出来事が何かあったに違いないという疑念を持ちました。しかし、彼は司祭として出向かねばならず、そのことだけを考える訳にはいきませんでした。シャクンタラーの父は出かける際に、娘のシャクンタラーを注意して見ていて欲しいとドゥフシャンタ王に頼みました。シャクンタラーの父が森を離れようとした時、悪魔が現れました。ドゥフシャンタ王は武器を手にし、使用人のビドゥーシャカが、王家から護衛を呼ぶように忠告したのも聞かず、一人で戦いました。ドゥフシャンタ王は悪魔を追い払い、シャクンタラーを悪魔から守ることができました。

イラスト
ゲイジ・リンドステン

ドゥフシャンタ王は使用人のビドゥーシャカに呼ばれる。

シャクンタラーの父が森を離れるやいなや、悪魔が現れる。

ドゥフシャンタ王はシャクンタラーのことしか考えられない。

シャクンタラーは、ドゥフシャンタ王が悪魔に勝利するのを目撃する。